これが映りこむと死ぬしかない?!背中に現れる二つの目道尾秀介【背の眼】

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小さい頃から本が大好きで、読んだ本は100冊以上!
特に好きなミステリ小説の中から、stay home中におすすめの本を厳選しました☆

タイトル:背の眼
著者:道尾秀介
発行年:2005年
所要時間:休日の2日で読める本

道尾秀介とは?

1975年東京生まれ。
大学生の頃から小説を書き始め、1999年初めて作品がコンテストで入選する。
大学卒業後は営業職で働きながら執筆を続け、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞して小説家デビュー。

他にも第7回本格ミステリ大賞を受賞した『シャドウ』や、直木賞を受賞した『月と蟹』など数々のミステリ小説を発表している。

『背の眼』はドラマ化もされていて、主人公は渡部篤郎さんが演じられています!

道尾秀介『背の眼』のあらすじ

作家の道尾は久しぶりの旅行に、福島県白峠村に訪れる。
宿の近くの河原で「レェ・・・オグロアラダ・・・ロゴ・・・」というこの世のものとは思えない声を聴く。

その河原では、数年前に男の子の首だけの死体があがっていた。
すぐに東京に引き返し、大学時代の友人で霊現象探求所を構えている真備に相談すると、白峠の近くで撮れた”背中に眼が映る”という心霊写真の話をされる。
被写体の人は写真が撮られた後、急に自殺してしまうという。

白峠で起きた事件と、道尾の聞いた声、背中に眼が映る心霊写真ー
これらに関係はあるのか??

心霊現象を探求する真備、ちょっとへっぽこな作家道尾、真備の助手・凛の3人が、白峠の謎に迫る。

感動ポイント!真備の心霊探求のきっかけが泣ける

道尾の友人、真備庄介はすごく真面目に心霊現象の研究をしています。
でも、構えている事務所は”霊現象探求所”

普通研究所とつけるところが、探求所になっているのは気になりますよね・・

実は真備自身、霊が存在することに半信半疑なんです。
というより、霊がいて欲しいなという期待をこめて心霊探求をしているという方が正しい。

それも全て、亡くなった妻のため。

もともと研究職で生真面目に働いていた真備ですが、大好きだった幼馴染の奥さんが事故死したことをきっかけに心霊探求を始めました。
世に言われる心霊現象が、亡くなった人の魂で起こっているのだとしたら、自分の奥さんと交流できるのではないか。
一言でもいいから気持ちを聞きたい、会話をしたい。

真備の心霊現象に対するこだわりは、そんな悲しい過去からきたものでした。

白峠での調査で、真備は長年の願いを成就できるのか?!

卵が先か、鶏が先か。心霊写真を決定づける要素とは?

心霊写真って見たことありますか?

一昔前、夏の風物詩として心霊写真やビデオの投稿番組がよく放送されてました。
クラス写真の端に顔らしきものが見えるとか、映っている人の足が消えてしまっているとか。

見るだけでもぞっとするシロモノですが、恐怖を感じるにはもう一つ必要なものがあります。

それは、そこに映っている人に不幸が起こること

心霊写真が撮れたとしても、被写体に何事も起こらなかったらただの変な写真です。
思い出してください。テレビ番組でも、写真と一緒に不幸エピソードが出されるのが鉄板ですよね?

つまり、心霊写真を成立させるには2つの要素が必要です。

・ぱっと見で恐怖を感じる写真
・そのあとの不幸な出来事

変わった写真が撮れて、変わった出来事が起こるとそれは霊のせいになる。
それが自死といった最大級に悲しいことであれば、残された人はなにか原因がないと不安で仕方がない。

意外なことに、心霊写真は怖いできごとに対する”精神的な逃げ場”になることもあるのです。
ちょっと新しい観点じゃないですか??

こういった理屈的に心霊現象を解説してもらえるのも、『背の眼』を読む楽しさです!
ジャンルで言えばミステリですが、ホラー作品としても面白い作品です。

これからの季節、ちょっと夜中にひやっとしたい時におすすめです♪

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